お口の生態系コラム
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シニア世代の健康に関する後悔 第1位は、歯を大切にすればよかった。

歯磨きしまSHOW 2020.11.18

人生を幸せに生きるためには、何が必要なのでしょうか。そんな問いは、いつの時代も繰り返されてきました。
そして現在、人生100年時代と言われるようになり、また在宅で人生を全うしたいという人が増加すると、「食べることは生きること」という言葉が頻繁に聞かれるようになりつつあります

この言葉どおり、自分の歯で毎日食事をおいしく食べることは心と体の健康を保ち、人生を豊かなものにしてくれます。まさに食べることは、生きるということ。これを裏付けるような調査結果があります。

<健康について後悔していることの第一位は「歯の健康」>

2012年、月刊誌「プレジデント」がシニア世代(55歳〜74歳)の男女1000人を対象に「今、何を後悔していますか?」と尋ねるアンケートを実施しました。
結果は健康について後悔していることの第1位が「歯の定期検診を受ければ良かった」ということでした。多くの方が晩年になり、歯を次々と失うようになってから歯の大切さを切実に感じているのです。

ちなみに20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。「20本以上の歯」は1989年(平成元年)より厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020運動」の目標となっています。

人生は一方通行、始めるのに遅すぎることはありません。今から歯のケアをしっかりしておけばこのような後悔をしないですむかもしれません。

<歯の喪失が、認知機能と運動機能を低下させる>

そして歯の喪失にまつわる怖いお話がもうひとつ。
歯の喪失が、認知機能と運動機能を低下させる、という怖い事実が2014年のイギリスでの研究で判明しています。「高齢者の身体と認知機能の衰退と歯の喪失の関連性」という研究テーマで2014年にJournal of the American Geriatrics Societyに掲載された研究論文からご紹介いたします。

■Tooth Loss Associated with Physical and Cognitive Decline in Older Adults
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/jgs.13190

イギリスのユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンで疫学・公衆衛生学を専門とするジョージオス・ツァコス博士は、歯の喪失が招く心身への影響を見極めるため、イギリスで60歳以上の成人3,166人を対象に、10年間に渡って記憶力と歩行速度の機能経過を比較しました。

その結果、自分の歯がない人は、歯のある人よりも記憶力テストと歩行速度テストの両方で約10%悪いパフォーマンスを示すことが判明しました。

通常、加齢とともに心身機能の低下は認められるものですが、さまざまな要因を考慮した後でも、全歯欠損の被験者は、自然歯のある被験者と比べて記憶想起できた単語数が少なく、歩くスピードも遅くなった。

自然な歯を全て失った高齢者が10年後に記憶力と身体機能が低下するということは、75歳以上世代よりも60〜74歳の世代でより顕著に現れました。つまり、歯を多く失うということは、認知機能ならびに心身機能を低下させる大きなリスクになることがわかりました。


ご自身の歯を健康に守ることは、全身の健康を守ることに繋がり、後に後悔をしない人生にするための大切な要素です。
そのため普段から気を付けておきたいのはブラッシングやフロスなどのセルフケアによるお口の健康維持と、定期的な歯科検診なのです。

<関連記事リンク>
お口の中のお花畑が健康を左右するお話(口内細菌叢/口内フローラ)

ところで近年、口内菌バランスを善玉菌優位に整えるための、世界から注目を集めている新しい方法があります。
それは、次にご紹介する口腔善玉菌を利用してお口の悪玉菌の増加を阻害するという世界が注目する最新の方法です。

<口腔善玉菌(K12・M18)を利用した歯垢対策>

この口腔善玉菌はニュージーランドのオタゴ大学の研究から確認されたもので、健常者の中でも特に虫歯にならない人の口腔内から発見された「口腔善玉菌K12(ストレプトコッカス・サリバリウスK12)」そしてM18(ストレプトコッカス・サリバリウスM18)」です。

口腔善玉菌M18は、天然の抗菌物質(バクテリシオン)」を産生し、悪玉菌の要塞を破壊します。口腔善玉菌K12は強力な抗菌物質であるサリバリシンA・Bを同時に産生し口腔内で定着することにより悪玉菌に対して攻撃的に働き、虫歯菌、歯周病菌に抑止力(虫歯予防/歯周病予防)として働きます。
後悔しない人生のために、歯磨き・フロスをし、その仕上げに、口腔善玉菌の力を活用して歯垢のつきにくい環境を維持する「新世代のオーラルケア」が世界では注目されつつあります。

これらの善玉菌については、善玉菌を増やすメリットなど、下記の記事でご紹介しています。
・歯周病を予防する口腔善玉菌K12
・歯垢/歯石を予防する口腔善玉菌M18

◆医療関係者向け情報(口腔善玉菌K12/M18)
https://zendaman-labo.com/medical/

お口の生態系放送局の記事では菌と健康について、できるだけ多角的にご紹介できるよう努めています。
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